群れるな

書く前に走れ

【読書記録】2024年3月|8冊10,671円分読んだ

2024年3月中に読んだ本、金額、感想。【購入出費記録】と被る本も多いけど、こっちは感想メインで。1年通して見た時に、冊数金額ともに「【購入本出費記録】<【読書記録】」になっててほしい

 

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「学びを結果に変えるアウトプット大全」樺沢紫苑(サンクチュアリ出版)1760円

やっぱ売れてるだけあるんですな〜。大全っだけあってアウトプットの種類いっぱい書いてた。要約とかレビュー見て満足してたんだけど、ちゃんと読んでみてよかったです。勉強・読書だけかと思ってたら仕事のことまで!資料作成だとか会議だとか。「ストレスフリー超大全」「読んだら忘れない読書術」を読んだことがあったんだけど、アウトプット大全にはその2冊の本のアウトプットの部分がちゃんと入っていた。そしていかに自分がアウトプット足りてなかったかと気づき焦るので、すぐなんかしらやりたくなる。ブログのモチベにもなると思うし、超簡単なアウトプット法も書いてるからすぐ試せる。「インプット:アウトプット=3:7」は読んでから一番意識してる。

「音楽」三島由紀夫(新潮社)605円

「先生伺いますが『治す』とはどういうことなんですか。精神分析の力で患者の抑圧を取り除き、『治癒させる』とはどういうことなんですか。」

「多様で豊富な人間性を限局して、迷える羊を一匹一匹連れ戻して、コンフォーミズムの檻の中へ入れてやるための、俗人におもねった流行なんですね」

「僕はひょっとすると、アメリカの精神分析学者は、政府からお金をもらっているんじゃないかと思う時があります」

麗子の行動や心理がどうこうより、花井のこのセリフが好きだった。意地でも迷える羊のままでいたいよな🐑

「書く習慣 自分と人生が変わるいちばん大切な文章力」いしかわゆき(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))1628円

これもブログモチベになると思う〜SNSも。ハードルが下がるね!ブログの。「書くことないなぁどうしよ」ってなったとき、そのまま「書くことないなぁ」ということを書けばいい的なことを書いている。あとは正直な気持ちを自分の言葉で感想を書けば良いと。無理に難しい言葉使ったり肯定的に捉えようとしなくていい。なぜならみんなはあなたの「個人的な感想」に興味あるのだから!的なことが書いてたと思う。うろ覚えだけど。

「自分を変えるノート術」安田修(明日香出版社)1650円

時間ある時に自分のこと、思ってることをちゃんと見える形にしたいなぁと私含め思ってる人多いだろうけど、この本は「ちゃんとそれ用の時間を決めて取れ!その時間内はそれ以外何もするな!」ってすげえ言われる。たしかに、仕事になると当たり前にそうしているのにプライベートのこととなるとやらないよな。自分より仕事について真剣に考える時間が多いってことは、自分より仕事を大事にしていて、自分を蔑ろにしてるってことかも。仕事について考えてもいいけど、自分のことも同じレベルで考えたいよねと思った。

おぱんちゅうさぎ」可哀想に!(KADOKAWA)1210円

おぱんちゅかわいかった。マウスで全部描いてるのやばすぎる。おぱんちゅが一生懸命書いた直筆のメッセージもあったよ。車線変更の回とギャルと昼飯の回が好きです。

「Live Your Adventure. 冒険を生きろ」OZworld(KADOKAWA)1760円

この本の中で引用していた喜納昌吉さんという方の「すべての武器を楽器に」って言葉、最高に良い。泣きそう。「戦争より宴を」って言葉も好きだったな。好きなこと楽しいことをやり続けてたら、もっと好きなこと楽しいことが引き寄せられる。意識することももちろんそうだけど、好きなことしてるところをオープンにしていたら、そりゃあ「もっとこんなんあるよ」って声がかかりやすいし、引き寄せやすくなるよなぁと思ったので、遊んでる己の姿を世に見せつけていこうと思いました。

「ここはすべての夜明けまえ」間宮改衣(早川書房)1430円

なめてた。よかった。しんどい気持ちになるが読んでよかった。

かいていったらなっとくできるかな、わたしは人生をどうしようもなかったって。

過去のゆるせない自分って、みんないるんかな。いるよな。人生やってたらいるもんですよね。いると信じたいけど、私は全然めちゃめちゃいるんだけど。あのときはどうしようもなかったのはわかってるけど、どうしようもなくさせた環境を恨んだり、そんな環境に居続けた自分を許せなかったり、でもそこの環境に居続けることが悪かったなんて当時は気付かなかったし、もっと子供のうちから視野を広げていれば、知恵があれば、それをしなかったのは自分で、でもそんな選択肢があったことも子供の自分は知らなくて、教えてくれなかった環境をまた恨んだり、いまでも鬱々としているときはこんなことを堂々巡り。でもなんかこれ読んで、なにかやることがあるって幸せなことだなぁと思って生きることと、せめてこれから先の選択だけは間違わない(その時の自分が考えうるMAX最善を選ぶ)ことを、ひとつひとつ積み重ねて生きていこうと、なんか、思っちゃったわ。やることってなんでも。生活とか。眠ることでも。人と話すとか。間違わないことはたぶん無理なんだろうけど、後から考えて間違ってたなって思っても、でもあのときの自分がちゃんと最善を考えた結果だから、”どうしようもなかったってなっとく”できるように、生きようとする。いや~結構キちゃったわ。良い小説でした。

「お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ」糸井重里/邱永漢PHP研究所)628円

お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくだから買ってみたけど、お金を軸に邱さんの人生観を糸井さんが聞く本だった。飲み会あるから行ったら別に私のことは誘ってなかったらしい会だった、みたいな。友達に誘われたからてっきりイツメンの飲みかと思ったら賢そうな知らん人ばっかりで知らん人は知らん人同士で知らん共通言語で話してるし、友達は来れんくなったっぽいし。みたいな。でもところどころ聞こえてくる話おもろいから隅っこでチビチビ飲んでるみたいな。

楽しさや面白さを求めたいという気持ちをキープし続けるには、けっこう自分に対するある種の厳しさと、楽しくないとイヤだというくらいのワガママさとの両方がないといけないなあと思いますね。

とにかくまぶしいところに向かって、みんなが電灯の近くの蛾のように集まってきている時代ではあるけれども、もっと「棲み分け」というか、「俺はこれに生きがいを感じているんだよなあ」という感覚が人によってばらければばらけるほどに、きっと、社会は豊かになっていくとぼくは考えているんですね。

これハイキュー?ハイキューの話してる???ハイキューの、全員の人生の話を、している??ハイキューじゃあん……私ハイキューだ~い好き、だって人生だも~ん

文庫化されたのが2011年、もう全然昔なので当たり前に全然ハイキューではないんだけど、当たり前のように先を見ている人なんだなあと。読んでる途中まで最近出た本と思って読んでた。超同意だなぁ~。ほんとうに。糸井さんがよぉ、邱さん大好きなのが伝わるんだよな。糸井さんの「人の良いところ見つけ力」「良いところの言語化力」「目上の人への褒め力」「話の引き出させ力」がすごかった。コミュ強。邱さんもスマートな大人って感じでしたわ。見せびらかさないセンス。これこそ上品って感じ。あと話の中に私の大好きな麻雀と寺山修司の名が出てきてアガった。この飲み会、誘われてないけど行ってよかった!

 

以上、計8冊10,671円分読んだ。kindle読み放題で読んだのもあるから実際の出費じゃないけど、10,671円分を浴びたぞ、という。kindle読み放題加味すると8,373円ですね。そう思うとkindleunlimitedってすごいな。光文社古典新訳文庫は読めるの多いし、火の鳥1巻読めるし。寺山修司のポケットに名言をも読める。