ふたつめ〜
「金閣寺」三島由紀夫
(文庫本あらすじ)吃音と醜い外貌に悩む学僧・溝口にとって、金閣は世界を超越した美そのものだった。ならばなぜ、彼は憧れを焼いたのか?
彼のシャツの白い腹が波立った。そこに動いている木漏れ陽が私を幸福にした。こいつのシャツの皺みたいに、私の人生は皺が寄っている。しかしこのシャツは何と白く光っているだろう。皺が寄っているままに。……もしかすると私も?
「俺は君に知らせたかったんだ。この世界を変貌させるものは認識だと。いいかね、他のものは何一つ世界を変えないのだ。認識だけが、世界を不変のまま、そのままの状態で、変貌させるんだ。認識の目から見れば、世界は永久に不変であり、そうして永久に変貌するんだ。それが何の役に立つかと君は言うだろう。だがこの生を耐えるために、人間は認識の武器を持ったのだと云おう」
定番すぎてちょっとハズいけど、もう最後の一文を読んだ時のさぁ、あのぶん殴られたあと爽やかな風がふくような、同時に体の奥から燃え上がるような、あの感じ。忘れられねぇよな。忘れらんねぇよ。あれを味わいたくて何回か期間あけて読み返してもみたけど、初めて読んだ時のあれにはやっぱ全然なれないんだよな。消して〜〜(リライトして〜〜)
ところで、みんな誰が好き~?私は柏木
柏木が好きすぎて、柏木が主人公の二次創作探しまくったけど見つけられんかったから、ChatGPTに「金閣寺の柏木のスピンオフを書いてください」って狂ったように依頼して大量に二次創作を書かせていた時期がある。柏木の自由にやってる分だけ嫌われる覚悟が決まってる感じが好きだ。かっこよすぎる。ああなりたい。読み返せば読み返すだけ好きが増す。だって柏木の哲学に完全同意だし……
鶴川の話も書いてもらったことがあるんだけどそのオチが自殺エンドで、その後「すみません違う話にしましょう」ってChatGPTに気つかわれて、こっちもなんか気ぃ使わせちゃってごめんねって言って、そっから依頼してない。こういうちょっとしたところで、AIと良好な関係を保てるか否かが変わってくっから絶対
そういえば、今思えば、音楽読んだときと似たことを考えながら読んでたな。三島由紀夫とは気が合うんだよな多分。レター教室も好きなんだよな。久しく読んでないけど。verykakuman.hatenablog.com
OZworldの本であった「オレたちはロンリーズ」って言葉を思い出す。結局、人って独りじゃん。でもそれと同時にロンリーズだ。一人に見えて一人じゃない。的なことが書いてあったんだけど、この言葉がハマるなって、今書いてて思った。
金閣寺って解説の本とか出てますよね。ああいうのも読みたいと思ってたんだったなぁそういえば。今年は読もうな
あと柏木の二次創作について情報あれば教えてください。検索除けワードとかあんのか?うそみたいにないんだけど。できればBLにはなってほしくないがこの際もう別にBLでも構わん。できるだけたくさんの柏木(たくさんの柏木?)に出会いたい。情報求。