音楽読んだわ。今後ずっと「音楽」を一瞬違う意味と勘違いする呪いをかける本だな。
「先生伺いますが『治す』とはどういうことなんですか。精神分析の力で患者の抑圧を取り除き、『治癒させる』とはどういうことなんですか。」
「多様で豊富な人間性を限局して、迷える羊を一匹一匹連れ戻して、コンフォーミズムの檻の中へ入れてやるための、俗人におもねった流行なんですね」
花井のセリフ。こういうこと考えたことあるヤツ、現在進行形で考えてるヤツのこと、みんな好きだ。私は後者だ。治すことってつまり、いつ誰が定めたかもわからん"普通の人"って人間に、労働に都合のいい人間に、無感動な人間に、無理やりされちまわねぇですか?なぜ?私が?(ウォニョンの画像)と思っている。花井のセリフと私の取るに足らない思想、同じこと書いてるはずなのに三島由紀夫の手にかかれば重みが違う。本当にムカついてる感出てるしわかりやすい比喩するんだよな。すげぇ〜
ところで私は1、2年前から、家でかかとの皮をめくるのがやめられない。これまで手の指のささくれとか、皮膚の硬い部分をむしるクセがあったのだがかかとの皮をむしる快感を覚えちゃってさぁ。
かかとの皮が薄くなるとどうなるかと言うと、体重かかるから普通に歩くだけでちょい痛い。うっかり血が出るまでやってしまうと痛いのに慣れるまで変な歩き方になっちゃう。風呂とか最悪。裸足で硬い床を直に踏むの激痛ってほどじゃないけど痛い。あと染みるし。
たぶん上半身が動いてないと気持ち悪いんだよな。リモートで「なんかヤル気ねぇずっとふざけてるヤツいる?」と思ったら私だったもんな。なんかかかと以外にも頭掻いたり首動かしたりまばたきしまくったりギュッて瞼閉じたり腕ストレッチしたり顔掻いたりかと思えば足元のストーブのスイッチオンオフパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチはぁもうこの文字だけでもうるせぇ動きが
多動って薬もらえるらしいやん。多動と公式認定されたときにお医者さんが言ってた。メンタルもアップダウンあるし困ってるといえば困ってんのよ。でもさ、これ治っちゃったらいかに自分がつまんない凡人か"わからされて"しまわないか?って思って、あとなんか世の中に負けた気がして、病院に、行ってねェ。(ドン!)
いやまじで辞めたいし元のかかとを返して欲しいし、べろべろのかかとで笑いとれるとか全く思ってないけどさ、この一癖二癖があることによって、仲良くなれることとか、ないですかね?ないか?人としての隙っていうかさぁ!犬がお腹見せる的なさぁ!私は年下に呼び捨てされたりタメ口きかれるのが好きなタイプなんだよ。
対人関係って物を、かかとの皮って通貨で交換しているようなもんだ。安いもんだ。かかとの皮がデフレ起こしたときには薬もらってくるわ。薬の感想のレポとかしたいな。
編み物してる間だけはかかとが無事だ。